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PTCサーミスタ(ポジスタ)のFAQQ[PRG シリーズ]PTCサーミスタ(ポジスタ)を複数個並列接続すると保持電流、トリップ電流は大きくなりますか?

A

PTCサーミスタ(ポジスタ)を複数個並列接続すると保持電流、トリップ電流は大きくなります。電流値は接続個数に応じて大きくなりますが、電流値の増加率は製品の実装配置や接続状態で変化します。
保持電流は標準条件で定義された値であり、実使用条件によっては同じ電流でもトリップする場合があるとされます。

保持電流における詳細説明

PTCサーミスタの保持電流は、標準基板および規定された実装状態において、トリップしない電流として設定されています。
実際の使用では、基板材質や放熱状態、実装条件の違いにより素子温度が変化し、保持電流値であってもトリップする場合があります。

関連概念

  • トリップ電流:

    PTCサーミスタが抵抗上昇し保護動作を開始する電流であり、保持電流とは役割が異なる。

  • 保護電流変動範囲:

    保持電流とトリップ電流の間の領域で、環境条件によりトリップの有無が変動する範囲。

この情報が役立つ場面

  • 設計時

    温度条件を考慮せずに抵抗値のみで選定すると誤選定となる可能性があるため、温度条件付きで仕様を定義する際に役立ちます。

  • 評価時

    測定値のばらつきが温度起因かどうかを判断する際に、抵抗値と温度の対応関係を把握することが重要となります。

  • トラブル解析

    抵抗値異常の原因が温度変動か素子異常かを切り分ける際に有効です。

  • 量産不具合

    検査工程での抵抗値ばらつきが環境温度差によるものかどうかを判断する指標として活用されます。

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