保持電流とは、PTCサーミスタ(ポジスタ)がトリップせず正常状態を維持できる電流であるとされます。
ただし、この保持電流は標準的な実装条件で規定された値であり、実使用条件では同じ電流でもトリップする場合があるとされます。
保持電流は「トリップしない電流」の目安として定義された値です。しかし、実装状態や熱放散条件の違いにより、この条件は変動します。
PTCサーミスタ(ポジスタ)の保持電流は、周囲温度や実装条件が一定の基準状態(標準基板など)において定義されています。
実際の使用環境では、基板や放熱条件が異なることで素子の温度上昇状態が変化し、同じ保持電流でもトリップ(抵抗急上昇)に至る場合があります。