株式会社村田製作所(以下、「当社」)は、1.2mm以下の低背アプリケーション向けに、3.3入力電圧で最大12A出力可能な高効率のDC-DCコンバータIC「FlexiBKシリーズ(PE24110、以下「当製品」)」を開発しました。
近年通信インフラ市場では、ASIC/DSPの消費電流が増加し続ける一方で、コア電圧は低下傾向にあります。
そのため、従来方式のDC-DCコンバータではデューティーサイクル※1が狭くなることで、変換効率の低下が著しく、入出力電位差に依存せず、高変換効率が実現できるDC-DCコンバータが求められています。
そこで当社は、薄型のPOL※2レギュレータや高密度実装が求められる光トランシーバモジュール、コア・サプライ、ASIC/FGPAをはじめとした、実装面積や高さに制約のあるアプリケーションにおいて、インダクタサイズへの依存性を大幅に低減し、高効率を実現する当製品を開発しました。
独自のチャージポンプ技術※3と従来のDC-DCコンバータ回路を融合した革新的な回路方式の2ステージアーキテクチャに加え、2相インターリーブ方式※4を構成することで、89%の高効率を実現しています。
入力電圧範囲が3.0Vから3.45Vで、1デバイスあたり12Aの出力電流を供給できます。
出力電圧は、外部のフィードバック抵抗によって0.35 Vから0.7 Vの間で調整できます。
「お客様が直面している電力に関する問題を解決するために、薄型で超高効率の降圧型DC-DCコンバータを開発しました。PE24110は、ピーク効率、出力電流、出力電圧などにおいて画期的な製品であり、低出力電圧アプリケーションにとって理想的な電源ソリューションです。」
当製品は4.0×3.2 mmのQFN(Quad Flat No leaded package)パッケージで提供します。
現在サンプルが入手可能です。 評価キットおよび量産部品については、地域の営業担当者にお問い合わせください。
オンデマンドウェビナーでも当社チャージポンプ技術に関する詳細技術について紹介しています。
村田製作所はセラミックスをベースとした電子部品の開発・生産・販売を行っている世界的な総合電子部品メーカーです。独自に開発、蓄積している材料開発、プロセス開発、商品設計、生産技術、それらをサポートするソフトウェアや分析・評価などの技術基盤で独創的な製品を創出し、エレクトロニクス社会の発展に貢献していきます。