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AMRセンサ(磁気センサ)のFAQ QAMRセンサでチャタリングのような動作が発生する原因な何ですか?またその対策は?

A

AMRセンサには、リードスイッチなどの機械式スイッチで見られるチャタリングはありません。一方で、電源条件やコンデンサ配置などによって、ON/OFFを繰り返す現象が発生する場合があります。例えば、電源の分圧供給や電源余裕不足では、内部間欠動作時に電源電圧が不安定となり、ON/OFFを繰り返す現象が発生することがあります。

確認手順

ON/OFFを繰り返す現象が見られる場合は、次の項目を確認してください。

  1. AMRセンサの電源を抵抗による分圧で供給していないか
  2. センサ近傍にコンデンサが適切に配置されているか
  3. センサ直近の電源電圧が安定しているか
  4. ONしきい値付近で使用していないか
  5. 電源電圧の変動や出力波形を確認したか電源電圧の変動や出力波形を確認したか

ON/OFFを繰り返す現象が発生する主な原因

  1. 抵抗による分圧で電源を供給している
  2. AMRセンサ直近の電源電圧が低下している
  3. ONしきい値付近で使用している

原因の詳細と主な対策

<原因① 抵抗による分圧で電源を供給している>

抵抗による分圧でAMRセンサへ電源を供給すると、内部間欠動作時に必要な電流を十分供給できず、電源電圧が変動する場合があります。

主な対策

  • 抵抗による分圧での電源供給は避ける
  • 安定した電源回路から直接供給する

<原因② 電源電圧が低下している>

多くのAMRセンサは内部間欠動作を行っており、一時的に大きな電流を消費します。電源回路に余裕がない場合や、センサ近傍にコンデンサが適切に配置されていない場合は、電源電圧が低下し、正常な出力が得られないことがあります。

主な対策

  • センサ近傍にコンデンサを配置する
  • 必要に応じて容量を見直す
  • センサ直近の電圧変動をオシロスコープで確認する
  • 電源回路に十分な余裕を持たせる

<原因③ ONしきい値付近で使用している>

ONしきい値付近では、電源変動や磁界の変化の影響を受けやすく、ON/OFFを繰り返す現象が発生する場合があります。

主な対策

  • ONしきい値付近で磁石が停止するような使用は避ける
    (磁石を近づける、または検知方向と磁力線の向きを調整してON/OFFの繰り返し動作が改善する場合に有効です。)
  • 十分な動作マージンを確保する
    センサ近くにコンデンサが適切に配置されていない場合、一時的な電流変動を十分吸収できず、出力が不安定になることがあります。

技術用語説明

  • チャタリングとは

    リードスイッチなどの機械接点で、接点の振動によりON/OFFを短時間に繰り返す現象です。
    AMRセンサには機械接点がないため、この現象は発生しません。

  • 内部間欠動作とは

    AMRセンサ内部で一定周期ごとに磁界を検知するための動作であり、このタイミングで一時的に電流が増加します。

この情報が役立つ場面

  • 設計時:
    リードスイッチのような機械式接点方式からAMRセンサへの置き換え検討なら、機械的なチャタリングはありません。ただし、電子式磁気センサ固有にON/OFFを繰り返す事象は生じえますので電源・コンデンサ対策等、電源容量には注意してください。

  • 評価時・トラブル解析時・量産不具合時:
    電源容量が足りているか、磁石停止位置がON閾値付近になっていないかご確認ください。(ON閾値付近の場合は、より近づける・角度を合わせることで改善するかもご確認ください。)

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