NTCサーミスタの自己発熱量は、設計支援ソフトウェア「SimSurfing NTCサーミスタ動作シミュレーター」で確認可能です。
ただし、実使用では基板実装時の熱放散が異なるため、発熱温度が異なることがあるとされます。
印加電流による自己発熱量を「SimSurfing NTCサーミスタ動作シミュレーター」で確認します。
- NTCサーミスタの品番を選択します。→ 対象素子のR-T特性・B定数が反映されます。
- 抵抗接地 or NTC接地など、回路パターン選択します。
- 電圧、抵抗、温度などのシミュレーション条件を設定し印加電流を決めます。
- シミュレーションを実行するとグラフが表示されます。
- グラフ項目の中からSelf Heating(自己発熱)を選択します。
※実使用条件では、基板に実装された状態での熱放散が異なる可能性があるため、発熱温度の差を確認します。
NTCサーミスタ動作シミュレーターの詳しい操作方法はマニュアルを参照ください。
<原因① SimSurfingでの確認値と実使用時の差>
印加電流による自己発熱量はSimSurfingで確認可能です。
ただし、その確認値だけでは実使用時の発熱温度と異なることがあります。
主な対策
<原因② 基板実装時の熱放散の違い>
実使用では、基板に実装された状態での熱放散が異なります。
熱放散が異なると、同じ印加電流でも発熱温度が異なることがあります。
主な対策
- 基板実装状態による熱放散の違いを考慮することが推奨されます。
- 実使用条件での発熱温度差は、実機で確認することが有効です。
設計時
回路設計時に、サーミスタへ流れる電流が最大動作電流以下になるよう確認する際に役立ちます。
評価時
試作機や評価機で、自己発熱による温度誤差が発生していないかを確認する際に役立ちます。
トラブル解析
温度検知精度の低下が発生した場合に、自己発熱の増加が原因かどうかを切り分ける際に役立ちます。
量産不具合
量産品で温度誤差が問題となった場合に、実使用条件で最大動作電流を超えていないかを確認する際に役立ちます。