AMRセンサに使用する磁石は、用途や設計条件に応じて選定する必要があります。村田製作所では磁石の取り扱いはありませんが、AMRシミュレーションツールを利用することで、磁石のサイズや配置の初期検討を行うことができます。
磁石を選定する際は、次の手順を推奨します。
- どの位置でON/OFFさせたいか整理する
- 磁石を配置できるスペースを確認する
- 磁石のサイズ・材質を検討する
- AMRシミュレーションツールで動作範囲を確認する
- 実機で最終評価を行う
<ポイント① どの位置でON/OFFさせたいか整理する>
まず、どの位置でONさせたいか、どの位置でOFFさせたいかなど、必要な動作を整理します。要求するON/OFF位置によって、必要となる磁石や配置が異なります。
<ポイント② 磁石を配置できるスペースを確認する>
磁石を配置できる位置やスペースを確認します。設置できるスペースによって、選択できる磁石サイズや材質が変わります。
<ポイント③ 磁石のサイズ・材質を検討する>
用途や設置条件に合わせて、磁石のサイズや材質を検討します。磁石のサイズや材質によって、センサ位置で得られる磁界が変化します。
<ポイント④ AMRシミュレーションツールを活用する>
磁石のサイズや配置によるON/OFF範囲を設計段階で確認できます。試作前の初期検討に活用することを推奨します。
シミュレーションツールはこちら
AMRシミュレーションツールを利用することなく独自で磁石選定される場合は、特にON位置における磁界のマージンを設定してください。
(例:Hon2.5mT以上なら、磁石停止位置ではHonの2倍以上。5mT以上となるようにしてください。2倍は目安です。周辺に磁界への影響が懸念されるものがあれば、2倍以上にするか、その対象物を別の場所に移したり、排除するなど。)
<ポイント⑤ 実機評価を行う>
シミュレーション結果は設計検討の目安です。最終的な動作は、実際の使用条件(機器に組み込む・温度環境を整えるなど)で評価してください。