発振回路には大別して
- 正帰還による方式
- 負性抵抗素子を利用する方式
- 伝達時間あるいは位相の遅延を利用する方式
があります。
この中で、セラロック
®や水晶振動子、LC回路の場合は1.の方式が応用されます。LCによる正帰還発振回路では、同調形反結合発振回路、コルピッツ回路、ハートレー回路が代表的なものですが、そのうちのコルピッツ、ハートレー両回路を下図に示します。
コルピッツ回路
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ハートレー回路
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これらの回路では、増幅器として最も基本的なトランジスタを用いています。これらの発振周波数は近似的に、コルピッツ回路では、L、C
L1、C
L2、ハートレー回路では、L
1、L
2からなる回路の共振周波数と同一になり、それぞれ次式で表せます。
コルピッツ回路
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ハートレー回路
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