図4は図1の回路において、出力コンデンサを変えた場合のリップル特性のシミュレーションデータです。
緑が一般電解コンデンサ、青が高分子コンデンサ、赤がセラミックコンデンサを使った場合で、リップルは一般電解コンデンサ、高分子コンデンサ、セラミックコンデンサの順で小さくなっています。
使用したスイッチング電源はスイッチング周波数が300kHzであり、図3のピンク色のラインで示したインピーダンスを見ると、一般電解コンデンサ、高分子コンデンサ、セラミックコンデンサの順で小さくなっており、インピーダンスとリップルの実測値とは非常に良い相関があると言えます。
スイッチング電源の場合、スイッチング周波数に応じて最適なコンデンサを選定する事で、小さな静電容量で出力電圧を安定させる事ができます。