試作ボードがやっとできあがり評価を開始した。しかし、何度行ってもバッテリーの持ち時間の目標を達成することができず、メンバーは原因の究明を急いだ。
評価を繰り返すうちに、原因はDC-DCコンバータの変換効率の低さにあることを突き止め、キーパーツであるパワーインダクタを何種類か検証してみることにした。
検証の結果、パワーインダクタを交換すると変換効率に変化がみられたことから、何らかの影響を与えていることは間違いなかった。しかし、どれを使えば最高の変換効率を得られ、目標通りのスペックを達成できるのかまでは特定できず、選定ができないまま時間ばかりが過ぎていった。