LTEでは幅広い周波数範囲 (700MHz~2.7GHz) を採用し、各国・通信キャリアにより周波数帯 (Band) が割り当てられています。
この周波数の利用効率を向上させるために、複数のアンテナで送受信を行うMIMO (Multi Input Multi Output) や基地局の間で多元接続を実現するSDMA (Space Division Multiple Access) といったアンテナ技術を導入しています。また多重化方式にはOFDMA (Orthogonal Frequency Division Multiple Access) /SC-FDMA (Single Carrier Frequency Division Multiple Access) を採用しています。
一方、無線通信機能を持つ携帯端末では、イントラシステムEMC (機器内のノイズが無線通信に干渉する受信感度抑圧) が問題となります。LTEの高速通信技術に対応するためには、さらなるノイズ対策が重要となります。