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LCP多層基板(メトロサーク™)ULTICIRC(アルティサーク)

ULTICIRC(アルティサーク)は、中空構造を設けることでDk2.0を下回る超低Dkを実現したLCPフレキシブル基板です。高速な通信、薄型・小型化へのニーズに対し、幅広く貢献します。

アルティサーク

製品概要

ULTICIRC(アルティサーク)は、中空構造を利用した世界初のLCPフレキシブル基板です。基板の中に中空構造を設けることでDk2.0を下回る超低Dkを実現し、大幅にロスを低減しています。スマートフォン、通信分野などにおいて更なる高速化、低ロスが求められる場面での活躍を見込んでいます。

断面イメージ

基板内部に中空構造を設けるにはさまざまな課題があり、容易ではありませんでした。しかし、当社が長年にわたり培ってきた技術力によって、その実現に成功しました。

また、中空構造を必要な箇所だけに作ることが可能です。
たとえばRF信号線の周りだけ中空部を設け、電源配線部や曲げのエリアには設けないようにすることによって、従来品同等の強度を保つことができます。

  従来構造品 ULTICIRC
Dk(Dielectric constant) 2.9 ~ 3.0 1.8 ~ 1.9

従来品との特性比較

ストリップライン構造でのシミュレーションにおいて、従来品のLCP多層基板(メトロサーク™)と比較して、ULTICIRC(アルティサーク)は挿入損失(Insertion Loss)が以下グラフのとおり大幅に改善されています。

ストリップライン構造、誘電体厚み100µm/100µmでのシミュレーション

高い気密性・低吸湿性

従来のメトロサーク同様の一括積層技術を用いており、優れた気密性と低吸湿性を特徴としています。
リフロー工程の適用も可能で吸湿による膨れや特性変化がなく、信頼性の高い実装が可能です。

他材料の場合

接着剤層から吸湿し、湿気が中空部分に侵入してしまうと、リフロー時のデラミネーションの要因となります。

ULTICIRC

LCP本来の低吸湿性と接着剤レスの積層技術によって、 中空部への湿気の侵入はなく、リフロー工程の適用も可能です。

高速通信や薄型・小型化ニーズへの貢献

近い将来、FR3や6G帯域の追加により高周波領域でIL特性の優れたフレキシブル基板のニーズは拡大すると言われています。高周波領域で優れた特性を発揮する当社のLCP多層基板(メトロサーク™)をベースにさらなる特性向上を目指し開発を進め、このたび量産へとこぎつけることができました。

また、これまでは高周波フレキシブル基板を薄くすればするほどロスが増えてしまう課題がありましたが、超低ロスを実現できたことにより特性の維持と薄型化の両立も当製品で解決できます。LCP多層基板と中空構造の掛け合わせで誕生した当製品は、従来構造と比較してはるかに低い誘電率を実現しており、より高速な通信、薄型・小型化へのニーズに対し、幅広く貢献します。

お問い合わせ

ご提供形態はUWBアンテナを除き、すべてカスタム品となります。製品に関するご質問やご相談など、お気軽にお問い合わせください。