焦電型赤外線センサは、フレネルレンズなどの集光系部品と一緒にお使いいただくことが必要です。
人体から放射される赤外線の総エネルギーは非常に小さく、そのエネルギー密度は距離の2乗に反比例して減少するためセンサへの入射エネルギーは極めて小さいものになります。
従いまして、各セットにてセンサの動作を確実なものにするためには、フレネルレンズを代表とした光学的な増幅が必要です。
センサーの前に光学系を使用しない場合、センサの指向性は下図のようになり、検出領域は形成されません。
そのため、光学系を用いて赤外線を素子に集光します。検出領域は光学系によって設計されます。
フレネルレンズは下図のように同じ点(焦点)を通過するように設計されています。
電極の配置により検出出力が異なりますので、センサの極性にご注意ください。
デュアルの場合
デュアルタイプとは、2つの電極が直列にかつ逆極性に接続されている構造になります。
①2つの電極を順次横切る方向(水平)からの入力に感度を持つため、壁付けセット(水平方向の動きの人体検知)での使用に適しています。(結果として、周囲環境の温度変化等による誤信号が低減しています)
②2つの電極同時に入力する方向(垂直、正面からの動き)の場合、原理的に感度を持ちません。2つの電極に同時に入力する赤外線(動き)は、2つの電極から極性の異なる信号が同時に発生し、これが打ち消しあうため、結果としてセンサ信号が発生しません。
電極の配置により検出出力が異なりますので、センサの極性にご注意ください。
デュアルの場合
デュアルタイプとは、2つの電極が直列にかつ逆極性に接続されている構造になります。
①2つの電極を順次横切る方向(水平)からの入力に感度を持つため、壁付けセット(水平方向の動きの人体検知)での使用に適しています。(結果として、周囲環境の温度変化等による誤信号が低減しています)
②2つの電極同時に入力する方向(垂直、正面からの動き)の場合、原理的に感度を持ちません。2つの電極に同時に入力する赤外線(動き)は、2つの電極から極性の異なる信号が同時に発生し、これが打ち消しあうため、結果としてセンサ信号が発生しません。
クワッドの場合
デュアルタイプ2組を1つのパッケージに入れた構造です。
デュアルタイプ2組の出力を1つにまとめて取り出します。
クワッドタイプは、デュアルタイプと異なり垂直方向にも感度をもつため、天井付けのセットでの使用に適しています。
また、デュアルタイプに比べて検知エリアが多く設定できるため、微動が検知しやすくなります。(デュアルタイプと比べた場合)