お取引場所の地域-言語を選択してください。

導電性高分子アルミ電解コンデンササーバーの使用例

サーバーの市場トレンドと課題

サーバーのイメージ画像
市場の変化:生成AI・DXの進展による高性能化。性能:低電圧、大電流、高安定性。コンデンサの役割:低ESR、大容量、低背、高温長寿命。

デジタルトランスフォーメーション(DX)の加速、生成AIの急速な普及、ならびにクラウドサービス市場の拡大を背景に、データセンター向けサーバーには、従来のITインフラを大きく上回る演算性能と電力供給能力が求められています。特に、大規模言語モデル(LLM)や画像・音声認識などのAIワークロードでは、GPUやAIアクセラレータを多数搭載した高密度サーバーが主流となりつつあります。これにより、サーバー1台あたりの消費電力は増加し、瞬時に大電流が流れる急峻な電源負荷への対応が重要な課題となっています。

現行のサーバーの課題

最新のCPU・GPU・AIアクセラレータでは、半導体プロセスの微細化により動作電圧は低下する一方、演算密度の増加により消費電流は数百Aクラスに達しています。
このため、サーバー電源には次の特性が不可欠です。

  1. 瞬時の大電流変動に耐える電源安定性
  2. 電圧リップル・ドロップの抑制
  3. 24時間365日稼働に耐える高信頼性・長寿命

また、サーバー内部は高密度実装であり、発熱により熱がこもる懸念があります。したがって、コンデンサはヒートシンク下に実装できる低背品が求められます。

キャパシタの役割

前述のとおり、昨今サーバーでは生成AI・DXの進展による高性能化がトレンドです。
それにともない、部品に関しては「低ESR」「大容量」「低背」「高温長寿命」の機能を持つ必要があります。

ムラタの高分子コンデンサ ECASシリーズの特長

ムラタの高分子コンデンサは、低ESR、低インピーダンス、大容量という特長を有しています。
さらに、静電容量のDCバイアス特性がなく、温度特性も安定しているためリップル吸収、平滑、過渡応答性能に優れています。
そのため、各種電源回路の入出力段の平滑用途や、CPU周辺の負荷変動に対するバックアップ用途に最適です。
これにより、部品点数の削減や基板面積の縮小に貢献します。

使用回路例

下記のような回路で、ECASシリーズをご使用いただけます。
ECASシリーズは低背部品であり、周辺の電子部品の製品高さを合わせることができます。

回路図
ケースサイズについて
Code L W T
D4 7.3±0.3 4.3±0.2 1.9±0.1

ECASD◯************:D◯が寸法コードです。
(例)ECASD40E477M006 / 寸法コード:D4

ECASシリーズを使用するメリット

1 低リップルノイズ

低ESR特性を有するECASシリーズは、リップルノイズ除去性能に優れています。

【シミュレーション結果】

2 負荷変動に対する電圧変動安定性

大容量特性を有するECASシリーズは、電流量の大きなアプリケーションにおいて負荷側の変動に対する安定性に優れています。

タンタルコンデンサを用いた場合
ECASシリーズを用いた場合

他のコンデンサとの比較

タンタルコンデンサに対するメリット

低ESR

ECASシリーズはタンタルコンデンサに比べて低いESRであるため、より小さいリップルノイズを実現できます。

低ESRに関するグラフ

信頼性

ECASシリーズはタンタルコンデンサに比べて安定した信頼性を有しており、セットの安定した動作に貢献します。

信頼性に関するグラフ ※ 試験条件:高温負荷