村田製作所は数多くのノイズ対策ソリューションの中から、問い合わせが増えている「LED照明用ノイズ対策ソリューション」の説明を行い、今後規格が施行される見込みの国際規格「放射ノイズ」を満足させるためのノイズ対策について、自社が持つ電波暗室での試作品持ち込みによる各種検証の実施を提案した。
電波暗室での検証は、既に対策済みの「雑音端子電圧」について村田製作所での評価、確認を行い、問題がないことを確認しN社のLED電球の特性をつかんだ上で、「放射ノイズ」を満足させるための対策を実施した。
その結果一部の回路設計に見直しが必要になることや、ノイズフィルタを要所に採用することで満足できることが判った。それもわずかなコストアップで済ませることに成功した。
N社は村田製作所との強力なタッグを組んだ甲斐もあり、予定よりも早く、そして安価に製品化の目処がつき、この結果に品質の高さが加わりコンペに勝利することができた。