LPWA製品LTE Cat.M1/NB-IoTモジュール

LTE Cat.M1/NB-IoTは電波の利用に免許が必要なライセンス系規格であり、「速度が遅くてもコストや消費電力を抑えたい」というIoTのニーズに最適です。その中でも移動体通信、たとえばデバイスが移動するケースに適しており、ライセンスバンドを利用するため電波干渉が起きる可能性も低く、速度も高速で、IoTなどではウェアラブル端末などに活用できます。

LTE Cat.M1の特長

容量の少ない情報を定期的にアップロード

LTE Cat.M1は、上り1Mbps / 下り1Mbpsで同じLPWA規格であるNB-IoTに比べ高速通信が可能であり、低消費電力で電池使用を前提としたIoT機器に最適です。
ムラタのCat.M1(LTE-M)、NB-IoTに対応した小型LPWA(Low Power Wide Area)モジュールは、PSM(Power Saving Mode)時の消費電力では世界で最も低い1.5μAを達成しています*。
大手の携帯電話通信事業者が持つネットワーク(ライセンスバンド)を使用することで他の免許不要のLPWA通信方式と比べ広範囲で安定した通信が実現されています。
また、モジュールのサイズも一般的なLPWAモジュールに比べ底面積で約50%縮小し電子回路の高密度回路設計が可能になります。

*2020年8月 当社調べ

通信方式
周波数帯 LTEと同帯域
周波数幅 1.4kHz
ライセンス キャリアライセンスバンドサポート
通信速度(上) 最大1M
通信速度(下) 最大1M
通信距離 >10kM
通信距離
消費電力
グローバル
通信方向
クラウド連携
モビリティ

NB-IoTモジュールの特長

容量の少ない情報を定期的にアップロード

NB-IoTはセンサなど、少量のデータ通信が中心となるIoT(モノのインターネット)向けの通信規格です。スループットは上り62.50Kbps / 下り26.15kbpsと低速ですが、上りの通信が下りより速くセンサで集めた少ない情報を定期的にアップロードする用途に適しています。
ムラタは、LPWA(Low Power Wide Area)分野のトップランナーとして、超小型で低消費電力、かつ低コストのIoTソリューションを市場に提供しているサプライヤで、NB-IoT専用モジュールも登場しました。

通信方式
周波数帯 LTEと同帯域
周波数幅 200kHz
ライセンス キャリアライセンスバンドサポート
通信速度(上) 62.50kbps
通信速度(下) 26.15kbps
通信距離 最大40㎞
通信距離
消費電力
グローバル
通信方向
クラウド連携

製品情報

LBAD0XX1SC

Type 1SC

LBAD00XX1SCモジュールはグローバルな認証を取得している世界最小のCat.M1/NB-IoTモジュールです。GPS/GNSS、OpenMCU、統合型SIMをサポートしています。

SoftBank対応 LBAD0XX1SC & LBAD0XX1WG

Type 1SC

Type 1WG

LBAD00XX1SCおよびLBAD00XX1WGモジュールはCat.M1/NB-IoTモジュールで、NB-IoTにおけるNIDD(ソフトバンク対応)をサポートしているモジュールです。日本国内の認証に対応しています。

動画 Murata Cellular IoT