土壌センサ土壌センサの特長

重要なお知らせ

2023/7/25(火)から2023/9/1(金)の間、当社ウェブサイトのお問い合わせフォームにおいて不具合が発生しており、上記期間にいただいた一部のお客様のフォーム入力内容が失われていることが判明いたしました。
当期間にお問い合わせいただき、フォーム入力後に当社からの受付完了メールをお受け取りになっていない場合、誠に恐縮ではございますが、下記お問い合わせページのフォームから改めてご入力をいただけますと幸いに存じます。

業界初の9電極・独自アルゴリズムを導入したECセンサ

業界初の9電極を用い、間隙水ECの計測を実現

ECの計測には土壌性質、空気、水分、イオンなど多くの不確定性がともないますが、多彩な計測パターンと抵抗値の計測レンジ(セル定数)の変更により不確定性の排除が可能になります。

9電極を用いた ECセンサ計測パターン例

9電極を用いた ECセンサ計測パターン例の画像1
9電極を用いた ECセンサ計測パターン例の画像2

独自アルゴリズムにより肥料の量だけを計測可能

土の粒、空気、間隙水の3成分からなる土壌において、少ない電極で計測した場合には、水分量に影響を受け、正確に計測できない課題がありましたが、ムラタの土壌センサは独自アルゴリズムによる肥料の量だけを計測することが可能です。

通常のECセンサとムラタの高性能ECセンサの違い

土壌は、土、空気、間隙水の3成分から構成されますが、通常のECセンサは、土壌中の水と肥料の量(イオン量)に影響を受けてしまいます。

土壌の構成に関するイメージ画像

Bulk ECは、前述の土の粒、空気、間隙水の3成分をすべて抵抗体として計測するため、抵抗値として高くなること、水分量と肥料の量(イオン量)の両方の影響を受けてしまうことが課題です。

一方ムラタのECセンサは独自アルゴリズムにより、水分量の影響を受けずに肥料の量だけを計測します。作物の成長は間隙水中の肥料量に依存するため、間隙水中に含まれる肥料イオンの量を知る必要があります。このことから、作物の成長には、化学肥料の継続的施肥による土壌中への蓄積および過剰施肥による水質汚染を回避することが重要になります。

  1. 一般的なECセンサの水分依存性のグラフ。水分量の影響を受けてしまうのが分かります
  2. ムラタECセンサの水分依存性のグラフ。水分量の影響を受けないのが分かります

温度依存の補正とイオンによる影響抑制を可能にした高精度水分センサ

自動灌水・施肥システムでは温度依存性を持つことは問題となりやすく、誘電率を利用するセンサはイオンの存在により誘電率変化の影響を受ける場合がありますが、独自のアルゴリズムを用いることによる温度依存性の補正と、高周波計測を用いたイオンによる影響抑制を実現しました。

水分センサ特性比較 水分センサ特性比較のグラフ

シンプルかつ多彩なインターフェース

Sensor size 132.5 × 27 × 16.2 mm
Top side view
Top side view画像
Back side view
Back side view画像

EC(電気伝導度)、水分率、温度の3つのセンサを同一パッケージに収納したシンプルなインターフェースで、UART、RS232E、 RS485、SDI-12、RS485MODBUSの5製品をラインアップしています。
ラインアップ・仕様詳細については、データシートまたは以下のページよりご確認ください。

屋外環境に耐えうる強固な構造と腐食に強い品質

屋外で使用する土壌センサは、土壌中や水分中に長期間設置されることになるため、センサ自体が強固であるとともに、電極は腐食に強いものである必要があります。
ムラタ製土壌センサはセンサ素子を強固な筺体内に収納することでIP68相当の強固な防塵・防水構造を実現するとともに、電極の腐食が進まない低電圧を使用すること、および腐食性の強い金属材料を使用することで、長期の使用に耐えうる品質を実現しました。

環境問わず容易に設置可能

土壌センサは土に埋めるだけで設置ができるため、環境を問わず使用することができます。
以下のページで推奨設置方法・手順を紹介していますのでご確認ください。

ワイヤレスシステム対応

低電圧・低消費電力でワイヤレスシステムに対応しています。
電気的仕様については、以下のページまたはデータシートにてご確認ください。

土壌センサ紹介資料・データシートダウンロード

土壌センサの詳しい特長や実証実験例をまとめた紹介資料と、詳しい仕様を掲載したデータシートをダウンロードいただけます。
製品のご検討にご活用ください。

お問い合わせ

土壌センサについてのご購入やご不明点、その他各種ご相談については以下よりお気軽にお問い合わせください。