空中超音波センサ超音波センサ 基礎知識 ― 超音波センサの各タイプの特徴

村田製作所で取り扱っている超音波センサの防滴型・高周波型・開放型のそれぞれのタイプの特徴をご紹介します。周波数と形状により防滴型、高周波型、開放型(リードタイプ)3種類の超音波センサがあります。

防滴型

車載用途限定です。金属ケースの密閉構造により、表面が水に濡れても使用できることから防滴型と言います。
1つのセンサで送信と受信を行う送受兼用タイプです。内部構造により低残響を実現しています。

品番 MA48CF15-7N
外観 Proof Type
周波数 48kHz
サイズ Φ15.5mm, t=9mm
特徴 屋外使用可能/防滴タイプ°/低残響
扁平指向性:120° × 60°
用途 パーキング・アシスト

高周波型

周波数300KHzの高周波タイプです。重送検知用途限定です。独自の技術により、周波数特性をブロードにしています。これにより近距離でセンサを対向させることが可能となり、重送検知に使用いただくことができるようになりました。

品番 MA300D1-1
外観 HF Series
周波数 300kHz
サイズ Φ10mm, t=7mm
特徴 高分解能
用途 重送検知

開放型 リードタイプ

天面が開放構造となっており、内部にはユニモルフの圧電振動子とホーンを有しているため、高音圧/高感度です。送信/受信専用となっており、近距離から長距離まで距離検知可能です。また、受信波形の揺らぎを検知するドップラー効果により、動体を検知することが可能です。開放構造のため屋内使用限定となります。

品番 MA40S4R(受信用)MA40S4S(送信用)
外観
周波数 40kHz
サイズ Φ10mm, t=7mm
特徴 屋内使用、高音圧/高感度
用途 距離検知/物体(動体)検知