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TVSダイオード(ESD保護デバイス)静電気とは?基礎知識とESD対策

静電気は、私たちの日常生活だけでなく、製造現場や電子機器の設計・製造においても無視できない課題です。静電気は、製造工程での不良発生や電子機器のIC(集積回路)の不具合や破壊などのトラブルにつながるおそれがあります。

本記事では、静電気の基本原理からその発生要因、静電気を帯びやすい環境や素材による電荷※1などの違いについて、初心者にも分かりやすく解説します。さらに静電気放電(ESD:Electrostatic Discharge)による破壊のリスクや電子機器のエンジニア必見のESD対策も紹介。静電気対策の重要性と信頼性の高いモノづくりのヒントとしてお役立てください。

静電気とは

静電気の基本的な仕組みをはじめ、静電気の電圧の強さや湿度との関係など、静電気の基礎について分かりやすく解説します。

静電気の仕組み

あらゆる物質は、正(+:プラス)の電荷※1を持つ「原子核(主に陽子)」と、負(-:マイナス)の電荷を持つ「電子」からなる原子で構成されています。電荷とは、物質や素粒子が持つ電気の量(電気量)のことです。

図1. 電子(-)の移動と帯電の例 負(マイナス)の極性を持つ電子の移動による帯電の仕組みを図解。4つの原子核(陽子)と4つの原子を持つ中性(中和状態)の原子が、他の原子との接触などにより原子がひとつ減少して正(プラス)に帯電。もう一方の原子核は原子がひとつ増えて負(マイナス)に帯電する例。

図1が示すように、原子核(+)と電子(-)の電荷量が等しいとき、その物質は電気的に中性(中和状態)です。しかし、たとえば異なる物質との接触などにより、電子(-)が移動してその数が変化すると物質は正(+)の電荷を持つ、つまり帯電した状態になります。
静電気とは、このように電子の移動によって電荷が物体に偏って蓄積された状態のことを指します。

物質によって正(+)か負(-)のどちらの極性に、どれだけ帯電するかが異なります。後述する帯電列 ―物質による帯電の性質をご参照ください。

  • ※1電荷とは、物体が帯びている電気およびその物理量のことで、正(+)または負(-)のいずれかの極性を持っており、すべての電気現象の根本となるものです。

静電気による電撃の強さ(電圧)と帯電しやすい環境

ほとんどの人は、金属製のドアノブなどに触れたとき、静電気による電撃を感じた経験があるのではないでしょうか。これは、人体が静電気を帯びた(帯電した)状態で、金属のような電気を通しやすい物質(導体)に触れると、蓄積された電荷が一気に放電されるためです。人は3.0kVくらいから電撃を感じると言われており、電圧による電撃の感じ方の例を以下に示します。

3.0kV 針で刺されたようなチクリとした感覚
4.0kV 針で深く刺された感覚を受け、指がかすかに痛む(放電の発光を見る)
5.0kV 手のひらから前腕の間に痛みを感じる(指先から放電発光が延びる)
6.0kV 指に強い痛みを感じ、その後も腕が重く感じる
7.0kV 指や手のひらに強い痛みとしびれを感じる
8.0kV 手のひらから前腕までしびれた感覚を受ける
9.0kV 手首が強く痛み、手にしびれた感覚を受ける
10.0kV 手の全体に痛みと電気が流れた感覚を受ける
11.0kV 指が強くしびれ、手全体に強い電撃を感じる
12.0kV 手全体に強打された感覚を受ける

(参考:「静電気安全指針」産業安全研究所編)

日本の一般住宅のコンセントの出力電圧は100Vです。指先に発光が見えはじめる4.0kV(4,000V)は瞬間的な電撃とはいえ、いかに高電圧であるかが分かります。

また、人や物が帯電する電圧は相対湿度※2によって大きく異なります。以下に、相対湿度が高い場合(A:65~90%)と低い場合(B:10~20%)における帯電電圧の例を示します。

カーペットの床を歩く人体 A. 1.5kV → B. 35.0kV
普通のポリ袋を作業台からつまみ上げる A. 1.2kV → B. 20.0kV
ウレタンのクッションのついたイス A. 1.5kV → B. 18.0kV
テーブルで作業を行う作業者 A. 1.5kV → B. 16.0kV
ビニルの床を歩く人体 A. 0.25kV → B. 12.0kV
ビニル包装資材 A. 0.6kV → B. 7.0kV

(参考:MIL-HDBK-773A)

  • ※2天気予報や室内などで湿度と呼ばれるものは、一般的に「相対湿度」を指します。空気中に含むことができる水蒸気の量は気温によって限界(飽和水蒸気量)があります。相対湿度とは、飽和水蒸気量の中に占める水蒸気の割合をパーセンテージで示したものです(実際の水蒸気量÷飽和水蒸気量×100[%])。

空調機器を使用しているオフィスや住居の室内をはじめ、特に製造現場の環境では湿度が極端に低くなる場合があります。相対湿度が低下すると帯電電圧が高まり、「ESD(静電気放電)破壊」などの静電気トラブル(後の静電気によるトラブルとESD破壊の章で解説します)につながる可能性があるため、注意が必要です。

静電気の発生原因と帯電列

前述の相対湿度と帯電の関係では、さまざまな行動や物質、状態が例として挙がりました。ここでは、どのようなことが静電気の発生原因となるのか、また、物質による帯電極性の違いや帯電が大きくなりやすい物質の組み合わせについて解説します。

静電気の発生原因

冒頭の静電気の仕組みで説明したように、異なる物質同士が接触などした際に、物質中の電子(-)が移動し、その分布が変化することで帯電が生じます。
物質同士が接触する以外にも、図2のようにさまざまな原因で静電気が生じます。その代表的な原因を以下に示します。

図2. 静電気の発生原因の主な例

接触帯電 静電気の発生原因を帯電極性が異なる2つの四角い物体で図解。接触帯電は2つの異なる物体が重なりその接点が帯電。
摩擦帯電 摩擦帯電では接触した物体が擦れることで帯電。
剥離帯電 剥離帯電は接触している2つの物体から一方が離れるときに帯電。
誘導帯電 誘導帯電は2つの物体が近づくときに帯電する例。
接触帯電 2つの物質が接触するだけでも、電子(-)が片方の物質に移動し、片方の物質は正(+)に、もう片方は負(-)に帯電します。
摩擦帯電 2つの物質の接触面が擦れ合うことで生じる帯電現象です。身近な例としては、セーターを脱ぐ際に静電気が発生します。
剥離帯電 接触している2つの物質が離れる際に生じる帯電現象です。身近な例として、重なった薄いポリ袋を1枚剥がし取ろうとしたときに、静電気で袋が手にまとわりつく現象が挙げられます。
誘導帯電 帯電した物質に別の物質を近づけると、その表面が帯電した物質とは逆極性の電荷が分布します。これは正(+)と負(-)の電荷が引き合う静電誘導によるものです。タッチパネルに触れていないにも関わらず、指が近づいただけで反応する現象も、この誘導帯電が原因である場合があります。
転がり帯電 回転体が他の物体の上を転がった際に生じる帯電現象です。回転速度が高いほど静電気(帯電電圧)が大きくなります。製造現場ではフィルムなどの加工時やコンベヤでの搬送時にも生じやすく、不良などのトラブルにつながる場合があります。
噴出帯電 液体やガスが噴出する際に生じる帯電現象です。ノズル周辺に電荷が蓄積する場合があり、インクジェットプリンターでは、インク噴出不良などのトラブルにつながることがあります。

帯電列 ―物質による帯電の性質

このように、静電気の発生にはさまざまな原因がありますが、その際に帯電する極性や電圧の大きさは、物質やその組み合わせによって異なります。図3の「帯電列」には、物質ごとの帯電しやすさの傾向を示しています。

図3. 帯電列 物質による帯電特性をスケールのように示す帯電列を図解。スケールの左に行くほど正(プラス)に帯電しやすく、右に行くほど負(マイナス)に帯電しやすい。右からシリコーン・フッ素樹脂・ポリ塩化ビニル・ポリエチレン・ポリエステル・ニッケル・銅・鉄・綿・紙・アルミニウム・亜鉛・木材・鉛・ナイロン・ウール(羊毛)・ガラス・人毛の順に物質名がならんでおり、スケールの中心あたりにある綿や紙などは帯電しにくい。
  • 上図は物質間の帯電傾向を示すものであり、実際の帯電量や極性は環境条件や表面状態によって変化します。

図3に示した帯電列では、左側に位置する物質ほど正(+)に帯電しやすく、右側に位置する物質ほど負(-)に帯電しやすい性質を持ちます。また、接触する物質の組み合わせにおいて、帯電列上での位置が互いに離れているほど、帯電する電圧が大きくなる傾向があります。

静電気によるトラブルとESD破壊

静電気による電撃の強さ(電圧)と帯電しやすい環境で説明したように、人が金属製のドアノブに触れた際に感じる静電気でも3.0kV以上の電圧が発生しています。また、低湿度環境では、人がカーペットの上を歩くだけで35.0kVもの電圧を帯電する可能性があります。このような静電気は、製造現場をはじめ日常生活のさまざまな場面でトラブルを引き起こすリスクがあります。ここでは、静電気によるトラブルの例や、静電気放電(ESD)による破壊の原因、トラブル防止の方法について紹介します。

静電気によるトラブルの例

磁石と同じように、正(+)に帯電した物質と負(-)に帯電した物質には引き合う力(引力)が働き、同じ極性に帯電した物質同士の間には反発し合う力(斥力)が働きます。これらの力はクーロン力と呼ばれます。
また、静電気はICなどのデリケートな電子部品の誤動作や破壊につながる場合もあります。こうした静電気の特性によって発生するトラブルの一例を以下に示します。

静電気による付着

フィルムなどのワークの加工工程や、筐体の塗装工程前に、空気中の異物(ダスト)が付着したり、ワーク同士が貼り付いたり、部品の自動供給機(パーツフィーダ)が詰まったりすることで、不良の発生や歩留まり低下につながる場合があります。

静電気による位置ズレや飛び出し

極小部品の位置ズレによる組立不良の発生や、薬品などの包装工程において、カプセルがプラスチック容器から飛び出すことによる不良が発生する場合があります。

静電気放電(ESD)による電子機器のIC破壊や誤作動など

電子機器の組立工程において、基板の回路に静電気放電(ESD)が加わり、ICが破壊される場合があります。また、消費者が電気製品のボタンに触れたり、USBなどの各種インターフェースにプラグを抜き挿ししたりする際に、人体からESDが発生すると、機器内部のICなどの半導体部品が破壊されるおそれがあります。

静電気放電(ESD)よってPC内部の基板上のICが焼損した写真。ICの天面が焼けて白化し、リードやプリント基板の一部が焼けて黒ずんだ外観。 静電気放電(ESD)によって焼損したPC内部のIC

上の写真のようなESDの侵入によるICの焼損などによる破壊のほか、静電気放電時に発生する電磁ノイズによる電子機器の誤動作、また、静電気を原因とした引火・爆発・火災事故などに発展するケースもあります。

静電気放電による破壊(ESD破壊)の原因

ESDとは、Electrostatic Dischargeの略で、静電気放電を意味します。静電気が放電することで、IC回路の半導体デバイスに高電圧・大電流が加わり、誤動作や破壊を引き起こし、機器の故障につながる現象です。
ESD破壊の原因となる静電気放電は、主に以下の3つのモデルに分類されます。

人体帯電モデル(HBM:Human Body Model)

帯電した人の手が、基板の導体部分や半導体デバイスに触れた際、急激な放電電流が発生し、それがICなどの半導体デバイスに印加されてESD破壊が起こります。また、電気機器のボタンやインターフェースを介して、人体から内部回路へ放電が生じる場合もあります。

デバイス帯電モデル(CDM:Charged Device Model)

半導体デバイスなどが摩擦などによって帯電した状態で、導体部分が接地※3すると、急激な放電電流が流れ、ESD破壊が発生します。

マシンモデル(MM:Machine Model)

帯電した導電体が半導体デバイスに接触した際に、急激な放電電流が発生し、ESD破壊につながるモデルです。たとえば、デバイス側が接地※3されている状態で、帯電した装置の導電体部分が接触すると放電が生じます。工場の自動化設備の設計においても注意が必要な現象です。

  • ※3接地とはアースとも呼ばれ、電流を大地へ逃がすための接続、またはそのための設備を指します。導体と大地をアース線で接続することで、導体に生じた静電気は速やかに大地へ放電されます。一般的に、洗濯機や冷蔵庫、電子レンジなどの電気製品にもアース線が設けられており、設置場所のコンセント側にもアース端子が備わっています。

静電気によるトラブルを防止するには

ここでは環境や対象物の帯電、およびESD破壊を主とする静電気トラブルへの対策方法を紹介します。

工場における静電気トラブル(静電付着やESD破壊など)対策

前述の人体帯電モデルによる静電気トラブルへの対策は、作業者がアース線で接地されたリストストラップを手首に装着して帯電を防止したり、帯電防止マットを使用したりする方法が一般的です。これにより、ESD破壊の発生を抑制できます。
また、デバイス帯電モデルやマシンモデルによるESD破壊を防止するためには、帯電した電荷を中和するイオナイザ(除電器)を使用する方法があります。併せて湿度管理を行うことで帯電リスクを低減でき、静電気トラブルの防止につながります。

製品内部での静電気トラブル(ESD破壊)対策

電源ポートやUSBなどの各種入出力インターフェース、操作ボタンなど、人が触れる箇所から静電気が放電されると、その過電圧が内部のIC回路に加わり、誤作動や破壊につながることがあります。これは、一般家庭やオフィスなどの使用環境においても、人体帯電モデルによるESD破壊が発生するリスクがあることを意味します。
その対策としては、ESDによって流入する過剰な電圧を抑制・分流し、ICなどの半導体デバイスを過電圧の印加から保護する「ESD保護素子」の利用が代表的です。各種インターフェースや操作ボタンからICまでの信号ライン上に設置することで、ESDによる高電圧パルスからICを保護します。
ESD保護素子の基礎知識や種類、利点などについては、「ESD保護素子とは?ESD対策部品の種類と仕組み」で詳しく解説しています。

ESD破壊のリスク増加の背景とESD保護素子の重要性

ここでは、現代のテクノロジー環境においてESD破壊リスクが増加している背景と、ESD対策の重要性について解説します。

ESD破壊のリスク増加の背景

近年、PCをはじめ、スマートフォンやタブレットなどの電子機器は、世界中の人々にとって生活必需品となっています。これらの機器は、充電やデータ通信のためにUSBポートなどの各種インターフェースを備えています。
また、周辺ガジェットも低価格化と高機能化が進み、リチウムイオン電池を搭載し、高速充電や高速データ通信に対応した製品が急増しています。
このような電子機器の普及にともない、製造工程だけでなく、消費者の使用環境においてもESD破壊のリスクが増加していると言えます。

人が手でUSB Type-Cケーブルのコネクタを掴んでノートPCに接続している様子。手前にはUSB Type-Cポートにコネクタが接続されたスマートフォンが置かれている。 データ伝送や電源供給のインターフェースを備えた電子機器が急増

ESD保護素子の重要性

たとえば、大量生産・大量消費されているスマートフォンや各種ガジェットが、消費者の使用中にESD破壊を起こした場合、カスタマーサポート対応にともなう人的コスト、輸送コスト、保証修理コストなどが発生します。さらに、ESD対策が不十分な製品が市場不具合として顕在化し、販売停止やリコールにいたった場合には、企業にとって非常に大きな損失につながります。

そのため近年、電子機器の設計においては、製品内部でのESD耐性設計がますます重要視されています。こうした背景のもと、ESD保護素子のひとつとして「TVSダイオード」の採用が拡大しています。

ESD保護素子には、TVSダイオードのほか、「バリスタ」、「サプレッサ」などの種類があり、許容エネルギー、応答速度、寄生容量※4、クランプ電圧※5などの特性とコストがそれぞれ異なります。用途やインターフェース条件に応じて、適切な素子を選定することが重要です(詳しくは、「TVSダイオードとは?他のESD保護素子との違いや特徴」TVSダイオードとバリスタ、サプレッサの違いをご参照ください)。

  • ※4寄生容量とは、寄生キャパシタンスとも呼ばれ、たとえば基板や配線ケーブルにおいて複数の導線が近接する場合に、それぞれの導線を電極とする微少な容量成分を指します。ノイズや遅延、誤作動の原因となる場合があります。
  • ※5クランプ電圧とは、制限電圧とも呼ばれ、電子回路上を流れる制限する電圧のしきい値のことです。流れてきた電圧がある値を超えるとESD保護素子は超過電圧をアースへ逃がし、回路上のデバイスを保護します。

なかでも半導体ベースのTVSダイオードは、応答速度が速く、寄生容量を低く抑えやすいため、高速データライン(USB、HDMIなど)や高周波信号ラインにおけるESD保護用途に適しています。また、充電用の電源ラインにおいても、回路条件に応じて、他の保護素子やフィルタと組み合わせて使用されるケースが一般的です。
適切に設計されたTVSダイオードをインターフェース近傍に配置することで、ESDによる過電圧・過電流をバイパスし、ICなどの半導体デバイスへのストレスを低減できます。これにより、製品出荷後のフィールド環境においても、ESD起因の誤動作や潜在故障リスクの低減に寄与します。

村田製作所(以下、ムラタ)では高速伝送やDC電源といった現代のニーズに対応し、高い静電気抑制力と小型化を実現したESD保護素子「TVSダイオード」をラインアップしています。

まとめ

ここまでの内容を下記にまとめます。

  • 静電気の仕組み
    • 電子の移動により物体表面に電荷が偏り、湿度や材質によって帯電量が大きく変化します。
  • 帯電の原因
    • 接触、摩擦、剥離、誘導、転がり、噴出など、複数のメカニズムによって帯電が発生します。
  • 帯電しやすい環境
    • 低湿度環境では人体や部材の帯電電圧が大きくなり、数十kVに達する場合があります。
  • 静電気トラブル
    • 異物付着、部品などの位置ズレ、ESDによる誤動作・IC破壊、さらには引火・爆発などの安全リスクにつながる可能性があります。
  • ESD破壊の3つのモデル
    • HBM(人体帯電モデル)、CDM(デバイス帯電モデル)、MM(マシンモデル)による放電がIC回路半導体デバイスを損傷させる原因として大別されます。
  • 工場での静電気対策
    • 接地、イオナイザ、帯電防止資材、湿度管理などの工程・設備対策が有効です。
  • 現代の電子製品に求められるESD対策
    • USBやHDMIなどのデータラインや電源ラインに対応する、ESD保護素子(TVSダイオード)を用いた製品内部でのESD対策が求められています。

高性能化・小型化が進んだ電子機器においてESD対策が不十分であれば、消費者の使用環境においてもESD破壊のリスクが継続します。そのため、適切なESD保護素子の採用は、製品の品質担保と企業のリスク低減に直結する取り組みと言えます。応答速度に優れたTVSダイオードは、USBやHDMIなどの高速インターフェースを備えたさまざまな電子機器において、ESD対策の有力な選択肢となるケースが今後も増加するでしょう。

下記のページでは、TVSダイオードなどのESD保護素子の種類や特徴、用途、ESD試験について、また、選定のポイントなどについて詳しく解説していますので、ぜひ併せてご覧ください。

ESD対策(静電気放電対策)とTVSダイオード(ESD保護デバイス)の基礎知識

本サイトでは、ESDとは何なのか、また、その対策部品であるTVSダイオードとはどういうものか、その機能や種類、ムラタ製品の特徴をご紹介します。

  • 静電気とは?基礎知識とESD対策