たとえば、帯電した人体が電子機器のインターフェースなどに接触すると、静電気の放電が発生します。このような現象を「ESD:Electrostatic Discharge(静電気放電)」と呼びます。「帯電した人体から生じるESD(人体帯電モデル)」は数千Vの高電圧です。この高電圧パルスが、触れた電子機器内部に侵入し、IC回路の誤作動や破壊を引き起こします。このように電子機器内部に侵入したESDが製品やシステムを破壊することを防止するためには、ESDの抑制や除去を行う対策部品を設置する必要があります。
静電気の仕組みや帯電しやすい環境・素材、各種帯電モデル、ESD対策の必要性などについては「静電気とは?基礎知識とESD対策」をご参照ください。
前述のとおり、ESDとは帯電した導電性の物体同士が接触、あるいは充分に接近した際に発生する静電気の放電現象のことです。
一方で、サージ(Surge)とは、広い意味では、過渡的な過電圧や過電流全般を意味します。
スイッチON/OFF時などに発生する過電流を「サージ」と呼び、雷によって発生する過電圧・過電流は「雷サージ」と呼ばれています。