発音部品は、機械式と電子式に分かれています。機械式は発音源に機械的な衝撃を加えることにより音を出す方式で、例えば自転車のベル、鈴、ゴングなどに使われています。電子式は電圧・電流など電気的信号を加えることで、音源部を振動させて音を出す方式です。電子式はさらに圧電型、電磁型 (マグネチック型)、電動型(ダイナミック型)のタイプがあります。
圧電セラミックスと金属板を張り合わせた発音素子(圧電振動板)を、共鳴器(例えばプラスチックケースなど)に組み込んだ発音部品です。
圧電素子に交流信号を入力させることで圧電振動板が振動し、音が発生します。
電磁型は共鳴器に組み込んだ振動板および電磁石を用い、振動板を電磁石の磁界変化で振動させて音を発生させます。
電動型は入力信号によりコイルで発生した磁界を利用してコーンを振動させ、音を発生させます。