発音部品(ブザー)圧電ブザー -傾いた状態ではんだ付けされている製品を修正する際のご注意-

実装後のお願い

対象シリーズ
PKB24SPCH3601-B0

傾いた状態ではんだ付けされている製品の傾きを修正する際は、はんだを溶かして修正を行ってください。(天面を押して傾きを修正しないでください。)

端子が圧電振動板の2つの電極に接触すると、ショート不良により、発音しない可能性があります。

不具合発生のメカニズム

圧電ブザーは以下の製品構造となっています。

  • ケース内に圧電振動板と発振回路を内蔵
  • 回路基板に発振回路駆動用外部端子をはんだ付けし、裏蓋から外部に引き出し

この構造により、外部端子に、製品内部へ押し込む力が加わると、以下の不具合が発生する可能性があります。

左右にスワイプ可能です 横持ちでご覧ください
外部端子が圧電振動板に接触 ショート不良
外部端子によって圧電振動板が変形 圧電振動板の電極と内部端子の接触不具合
電気的特性が変化することにより発音状態が変化
端子が回路基板から抜ける時に回路基板上のランドを破損 オープン不良

原因

症例

端子が製品内部に押し込まれた状態

参考

端子押し込みによる不具合を防止するため、各製品の端子には、下記の加圧力を超える力は加えないでください。尚、製品本体の温度が高い場合は、下記の加圧力よりも弱い力でも不具合が生じる可能性がありますのでご注意ください。

端子押し込みの最大加圧力(25°Cの場合)
品番 端子への最大加圧力
PKB24SPCH3601-B0 30.0N
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