上の図はリードスイッチとMRMS591Pが同じ磁石を使用した場合、どの範囲でONするかを比較したものです。
座標(0,0)に磁気センサ(MRMS591P・リードスイッチ)を配置して、フェライト磁石(10×6×18mm)を上方から近づけた場合、磁気センサがONするまでの距離をプロットしています。
通常、リードスイッチは製品をフォーミングして基板に搭載するため、リードスイッチのリード線部の長さを36mm(未切断)・24mm・12mmと短くしていった状態で示します。リードスイッチ36mm・24mm・12mmは、リードスイッチの長さによってONしている場所です。その他はOFFしています。
MRMS591Pは赤線枠内の範囲でONしています。この例では、両端6mm以上フォーミングしてリードスイッチを使用する場合は、MRMS591Pの方が広い範囲でONしています。
リードスイッチの検知エリアは、全方位AMRセンサと似ています。
リードスイッチのフォーミング状態や磁石によっては、リードスイッチよりも広い検知エリアとなる場合があります。そのような場合は、さらに小さい磁石でも同じ動作が可能となる可能性があるため、機器の小型化、レイアウト設計もし易さが向上します。
今の磁石ではどれぐらいの範囲でONするか?については、AMRセンサ シミュレーションツールをご参照ください。
リードスイッチと同様のON検知を行えるので、磁石を変更しないですむケースが多いです。(他方式では磁石やレイアウトの変更が必須。)
リードスイッチと同じ磁石、同じ配置でAMRセンサは動作することが多いです。
従来のAMRセンサは、磁界が斜めに印加されるとある角度以上でOFFする。
(AMRセンサ側のLEDが消灯している)
従来のAMRセンサでは、磁石の磁界が水平に印加している状態から斜めに変化していく動作の場合、リードスイッチと比べて早くOFFする特徴がありました。
全方位検知のAMRは磁界の向きによらず、磁界の強さに対してONしているので、検知角度は従来型AMR・リードスイッチよりも広いです。
防犯用途や外部不正磁界など、製品に対してさまざまな方向から磁界が入ることが想定される場合には、全方位検知のAMRセンサがリードスイッチよりも有利な場合があります。