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第3章では、デジタル回路をノイズ源としたトピックスを紹介するなかで、ノイズの導体伝導に関する概念や言葉を紹介してきました。取り上げたトピックスと概念の関係は以下のとおりです。
【図3-5-1】各トピックスの関係
第2章で述べたように、デジタル回路ではさまざまな周波数の成分が使われています。多くは回路の動作に必要な成分ですが、外部に漏れるとノイズになります。このとき、上記の要素が関係して、ノイズの強い周波数、弱い周波数が現れます。この周波数は回路の条件が変わると変化します。そのため、ノイズの変化を予測し、制御するには、このような現象の理解が必要になります。 また、デジタル回路以外のノイズ発生源や、ノイズを受信する問題を解決するときにも、ここで紹介した概念は役立ちます。 ノイズの伝導には導体伝導と空間伝導があります。第4章では、空間伝導に関係する概念を紹介します。
【図3-5-2】第3章のまとめ
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