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EMI除去フィルタ(EMC・ノイズ対策)100BASE-T1/1000BASE-T1共用システムに対応したコモンモードチョークによるノイズ対策[my Murata]

2026/05/21

車載イーサネット(車載Ethernet)の100BASE-T1と1000BASE-T1では、設計省力化を目的として両者を共用できるシステム(100/1000BASE-T1)の検討が進んでいます。
本記事では、これらのシステムのノイズ対策で使われるコモンモードチョークに着目し、両者で共用可能か検証を行いました。その結果、100BASE-T1と1000BASE-T1の両方に対応可能なコモンモードチョーク(CMC)を紹介します。

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目次

1. はじめに

近年進行する運転支援の高度化や自動運転の進化に伴い、自動車内における通信機能の重要性が高まっています。これにより高速な通信を可能とする100BASE-T1や1000BASE-T1といった車載イーサネット(車載Ethernet)の採用が進んでいます。
車載Ethernetを含む車載LANにおいては、LANケーブルからのノイズ放射による他の機器への干渉や、外部からLANケーブルへのノイズ侵入による機器の誤動作などを防ぐために適切なノイズ対策が不可欠です。ここで問題となるノイズの多くがコモンモードノイズであるため、一般にコモンモードチョーク(CMC)を用いたノイズ対策が行われています。
一方、設計コストを低減するため100BASE-T1と1000BASE-T1を共用する通信システム(100/1000BASE-T1)を構築する動きも見られます。このような設計では、ノイズ対策部品においても両システムのどちらにも対応したコモンモードチョークを選定する必要が生じています。

図1 車載Ethernet 100/1000BASE-T1 対応multi-rate PHYでのコモンモードチョークの使用

2. 100/1000BASE-T1におけるCMC選定のポイント

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